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Brag rag Blog今日のぶつくさ
2009.09.18 Friday
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ 『夜回り先生』が話題だったので見始めたが、内容が内容だけにあまりにもリアルすぎて身近すぎて、だからこそテレビ的嘘やご都合主義に腹をたて、同時に現実の人間たちに怒りを覚え、自分には後悔と劣等感が押し寄せ、 だんだんテレビ番組として落ち着いてみられなくなってきた。 しかも寺さま(寺脇康文)の演技がうまいだけに、辛さがひどくなる。 「彼はやっぱり元気でたのしくおもしろく飛び跳ねててくれなきゃやだー」とか思ってしまった。 で、ふと、いまさらながら相棒の亀山君卒業事件を。 『そうか、相棒をやりつづけてたら、寺脇さんは“相棒の亀山”がずーっとついてまわりそれ以外のことをやれなくなってしまうな』と。 それはちょうど、渥美清が寅さん以外の何者でもなくなってしまったように。 渥美清ももっと他の役もやりたかったんじゃないのかな。 でもファンは寅さんのイメージを壊すような役はやってほしくなかったんじゃないかな。 役者としてどっちがいいんだろう、と。 (水谷さんはその点、固定化しそうでしてないのがすごいな、と。 傷だらけの、熱中の、浅見の、左文字の、等々人によって違うもんなあ) もうすでにあたしの中でも寺脇=亀山の等式が確立しはじめている。 だから、亀ちゃん的でない役を演じると、違和感を持ってしまうのだ。 こんなに演技のうまい人を、そんな状態にしておくのはいけない、と思う。 それが「卒業」の理由だろう。 本人や周囲が役者・寺脇康文を大事にするなら、 寺脇さんを相棒にずっと止めおこうとするのは、ファンならではの残酷な行為なのだ。 それに『相棒』のドラマでも 確かに亀山くんは最高の相棒で、「特命を動かしてるのは君の旦那さん」とも言われたが、シリーズを追うごとに、亀山くんの立場がだんだん気の毒になってくる。 相棒は「サザエさん」的ドラマではないので(すなわち登場人物の成長が有るドラマ)、右京さんはこのままでもいいとして、亀山君は一生右京さんの影にいて警察内でもうだつも上がらず、年取れば自分の位置も考えはじめるだろうし、そうすると自分の存在意義も疑問に思ったり、仕事への情熱もだんだんなくなっていくだろうし、 「亀ちゃんをどうにかしてあげなよ、右京さん!」と、何度も思った。 だから『卒業』の話がでて、正直ほっとした。 寂しいけど、(亀ちゃんとのやりとりは面白かったけど)いい程合いでよかった。 非難囂々になるのを承知で、やっぱり英断だったな。 わたしも、以降、亀ちゃんを取り払って寺脇さんを見ていこう。 『40代後半にさしかかった寺脇の俳優キャリアが相棒に消費され尽くすのを危惧しての卒業』(ハゲ同)
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